SNSが採用広報で重宝される2つの理由

求人広告だけでは人は来ない…企業が始めた「採用広報」という新常識_2
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求職者の母集団形成において、大きな力を発揮するのが社員のメディア掲載です。

たとえば「本社は東京ですが、長崎で○○の活動をしながら2拠点生活を送っている社員がいます」「会社のテラスにビオトープ付きの休憩スペースがあり、休み時間に社員が利用してリラックスしています」のように、働き方や福利厚生をアピールすることで求職者の関心を引くことができます。

メディアにも働き方や福利厚生、ユニークな社員を特集するコーナーを持っているところがあります。そういうコーナーを見かけたら、過去記事の内容と担当記者を調べてアプローチするのもよいでしょう。

BtoCはもちろんのこと、最近はBtoBであっても採用広報目的でSNSを立ち上げるケースが増えています。よく使われるのはX、次いでInstagramやTikTokです。

Xでは、さまざまな企業が求職者に親近感を持ってもらおうと、広報や人事、会社の代表が発信者となって自社の日常を発信しています。

一方、Instagramでは会社の雰囲気を写真や動画を使って視覚的に伝えるケースが多く、近年は「リール」と呼ばれる縦型の動画を活用するケースも増えています。大手自動車部品メーカーの株式会社デンソーのInstagramでは、このリールを活用して会社の事業内容やオフィスの雰囲気などを親しみやすく伝えています。

SNSが採用広報のアクションとして重宝される理由は2つあります。1つ目の理由は、日々の「ちょっとした情報」を拾って発信できることです。プレスリリースやインタビュー記事のような形式で伝えるほどではない日常の小さな情報はライトな内容で発信でき、気軽に見てもらえるので、リアルタイムの情報を伝えるSNSとの親和性が高いのです。

たとえば、内定式のような社内イベント、今日の社員食堂のメニューなどを日々発信することで、求職者に企業の雰囲気が伝わりやすくなります。2つ目の理由は、こまめなSNS発信がメディア取材のフックになりうるということです。

これは採用広報だけでなく、サービス広報でも同じです。プレスリリースは費用の問題があって頻繁に出すことはできなくても、SNSならユニークな働き方をしている社員、オフィスの変わったスペースなどを日々発信することができます。

そういう投稿がメディア関係者の目に留まり、企業のSNSアカウントにDM経由で取材依頼が来るケースが非常に増えているのです。

企業の中には、求人にエントリーしてくれた人に対して「どのSNSで当社のことを知りましたか?」というアンケートを用意しておき、最も見られているSNSに力を入れるという工夫をするところもあります。自社にとってどのSNSが効果的かで迷ったら、このようなアンケートを取ることも考えてみてください。