奥多摩の現在 花粉はピークを過ぎた?

では、SNSで見た“煙のような花粉”はその後どうなったのか。3月初旬、花粉症持ちの筆者が実際に奥多摩へ向かった。

東京駅から電車で約2時間。山に囲まれた奥多摩駅に降り立つと、都心とは空気の雰囲気がまったく違う。

奥多摩駅(撮影/集英社オンライン編集部)
奥多摩駅(撮影/集英社オンライン編集部)

この日の天気は晴れ。風も強く、花粉が飛びそうな条件ではある。だが奥多摩に到着してしばらくは、目に見えるような花粉は確認できない。

また、かなり警戒していたが、くしゃみや鼻水もほとんど出ない。そう思いながら30分ほど歩いていると、徐々に鼻がむずむずしてきた。やがて鼻水が出始める。

完全装備とまではいかないが、マスクなどの対策はしてきた。それでも花粉症の人間には、やはりそれなりの量が飛んでいるようだ。とはいえ、それは奥多摩だからというより、単に花粉シーズンに外出しているから……という程度の感覚にも思える。

奥多摩駅の周辺(撮影/集英社オンライン編集部)
奥多摩駅の周辺(撮影/集英社オンライン編集部)

近くにいた地元の人にも話を聞いた。

「先週あたりは本当にすごかったよ。洗濯物を外に干すのを躊躇するくらい。あんなの見たことないレベルだったね。でも、それから一気に落ち着いた印象かな」

SNSで話題になった光景は、やはり一時的に花粉が爆発的に飛散したタイミングだったせいかもしれない。

実際、今年の花粉の飛散ペースは例年よりかなり速く、2月下旬から3月初旬にかけて一気に飛散したとする報道もある。

ただ、花粉シーズン自体はまだ終わっていない。日本気象協会によると、東京のスギ花粉は2月末からピーク期に入り、3月上旬から中旬にかけて飛散のピークを迎える見込みだ。その後、3月下旬から4月上旬にはヒノキ花粉のピークも訪れるとされている。

奥多摩で撮影したスギの木(撮影/集英社オンライン編集部)
奥多摩で撮影したスギの木(撮影/集英社オンライン編集部)
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花粉との付き合いは、まだしばらく続く。引き続き対策は必要になりそうだ。

取材・文・撮影/集英社オンライン編集部