高市首相は「裏金議員っていう言い方はやめてください」
前回も勝ち上がった地力のある萩生田氏だけでなく、今回の衆院選では自民党は裏金問題を問わない姿勢を鮮明にした。関係した前議員について、小選挙区38人と比例単独5人の計43人を公認、重複立候補も認めた。さらに勧告を受け離党した世耕弘成・元参院幹事長も和歌山2区から無所属で出馬し、自民県連が支持した。
結果、小選挙区で公認33人と世耕氏が当選し、落選した3人も比例復活。比例単独の5人は全員当選し、合計42人が当選した。
落選したのは大阪5区の元職・杉田水脈氏と、大阪10区の新人・加納陽之助氏だけで、前回落選した下村博文元文部科学相(東京11区)や丸川珠代・元五輪担当相(東京7区)らビッグネームが次々小選挙区で勝ち抜いた。
その要因としては、やはり高市早苗首相の人気が大きかったようだ。高市首相は公示直前のテレビでの党首討論会で令和新選組の大石あきこ共同代表から裏金議員の公認を非難されると、
「裏金議員っていう言い方はやめてください。ご自身でそれ(記載)が対処できなかった、要は秘書同士だったり、派閥の先輩から秘書同士対応できなかった人もいるし、それで結局それ裏金って言って自分で持っていたんじゃなくて派閥に返したり、色んなことを、みんなそれぞれの事情が違うんですよね。
そんな中できちっと説明責任も果たして、支部による対応も終わって。で、本当に落選で辛い目もして、それでも歯を食いしばって、また選挙に出たい(候補者たちだ)」
などと反論。従来からの持論ではあるが、みそぎを済ませたかどうかが問われるのではなく自分は問題視していないとの姿勢を外に向けて明確にしていた。
そして選挙戦に入り高市氏の個人人気は尻上がりに激増。
「24年の衆院選、昨年の東京都議選と参院選。この三つの重要選挙で自民党が三連敗した主因であった『政治とカネ』の問題は今回衆院選で注目を浴びることもなくなりました」と政界関係者は話す。













