「新しい政治の形に私は感動しているんです」

演説後、聴衆との握手会を終えた豊田氏に質問をしてみた。

ーー自民党と参政党の「違い」は何かありますか。

自民党が嫌いなわけでもないし、良い議員さんはたくさんいらっしゃいます。人がどうこうではなくあくまで制度的な問題なんだと思うんです。

その点、参政党は党員の皆さんが主役です。普段から私利私欲ではなく、この日本を良くしたいという純粋な思い、利他の心だけでやってくださっています。

私たちの党の良いところは、国会議員がまったく偉くないことです。永田町の勉強会でも、党員さんが一番前の席に座り、議員は後ろにいる。こうした逆転した構造、新しい政治の形に私は感動しているんです。

タウンミーティングに参加する豊田真由子氏(写真/本人SNSより)
タウンミーティングに参加する豊田真由子氏(写真/本人SNSより)

ところがここで党員やボランティアを名乗る男性らに「質問は党を通して送ってください」と制止された。具体的な政策などを詳しく聞こうとしたが取材は打ち切られた。

いっぽう神谷代表は1月31日、遊説先の大阪府堺市で同党の大きな武器であるSNSの反応が悪いとぼやいた。昨年の参議院選の時よりも聴衆は多いのに「SNSの発信が全然広がっていない。ちょっと違和感がある」というのだ。

「今まではXで拡散されていたが広がらず、3分の1ぐらいに減っている」と神谷氏は言う。

参政党・神谷宗幣代表(撮影/集英社オンライン)
参政党・神谷宗幣代表(撮影/集英社オンライン)
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政治部記者は、「解散前に2議席だった参政党は比例を中心に大きく議席を増やしそうですが、小選挙区では苦戦しているとの見方があります」と選挙戦前半の情勢を解説する。

神谷氏が言うSNSの拡散力不振は事実なのか。事実なら、豊田氏のマイクパフォーマンスがそれをカバーすることができるのか。選挙は後半戦に入る。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班