ダフト・パンク、はじまりはロックバンド!?

2014年1月26日。世界最大級の音楽の祭典『第56回グラミー賞授賞式』が催された。

ポール・マッカートニーとリンゴ・スターによる共演や、17歳にして最優秀楽曲賞を受賞した注目の新人アーティストのロードによるステージなど、グラミーの舞台にふさわしいパフォーマンスが次々と披露された。

そんな豪華絢爛なアーティストたちを差し置いて、最大の称賛を浴びたのが2人組のユニット、ダフト・パンクだ。

ダフト・パンク(写真/Shutterstock)
ダフト・パンク(写真/Shutterstock)
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パリで暮らす学生、トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリストが出会ったのは1987年。

2人は流行の音楽よりも、1960~70年代のロックやソウルが好きだったことから意気投合し、1990年にはロックバンドを結成する。しかし残念ながら、そのバンドが花開くことはなかった。

しかし、シンセサイザーやドラムマシンを導入して、「ハウス・ミュージック」と呼ばれる、ソウルに根ざしたエレクトロな音楽を作り始めると、1995年に念願のレコード・デビューを果たす。

続く2ndシングル『ダ・ファンク』がヨーロッパ全土で大ヒット、ダフト・パンクは瞬く間にクラブ/ハウス・シーンを牽引する存在となった。

第56回グラミー賞で5冠を獲得したダフト・パンク。写真は『ミュージック VOL.1 1993-2005<ヨウガクベスト 1300 SHM-CD>』(2018年4月18日発売、WARNER MUSIC JAPAN)のジャケット
第56回グラミー賞で5冠を獲得したダフト・パンク。写真は『ミュージック VOL.1 1993-2005<ヨウガクベスト 1300 SHM-CD>』(2018年4月18日発売、WARNER MUSIC JAPAN)のジャケット

それ以来、4~5年に1枚というスローペースながらも、細部まで作りこまれたハイレベルな作品を発表し続けて、ダフト・パンクは世界を代表するデュオになる。