萩生田事務所に問い合わせると…
翌22年7月8日、奈良市内で安倍氏は遊説中に銃撃され死亡。殺人罪で起訴された山上徹也被告(45)は、母親が教団に多額の献金をしたことで兄が自殺するなど家庭が崩壊したことで教団を憎み、教団イベントでの安倍氏の演説動画をSNSで見て「絶対に殺さなければならないと確信した」と供述した。
長く首相を務めた安倍氏が出ることで「(教団が)社会的に認められてしまう」と感じたという。
銃撃事件の背景が見えてくるにつれ、教団と自民党の関係が問題視されるようになる。この時期、徳野氏は国会議員らが教団との関係を正々堂々と説明せず「逃げるような反応」をしていると嘆きながら、萩生田氏については、
〈否定もせず、かといって正直に話すこともせず賢くマスコミに答えました。その背後では私たちにこっそり「私は大丈夫です、何の問題もないので心配しないでください。それよりも今、そちらの方が困難ですね、どうか耐えてください」と励ましている人物です〉(22年7月27日)
と報告している。
こうした記述の真偽などを萩生田氏に尋ねたところ、事務所は回答しなかったが萩生田氏は18日に出演したネット番組でネクタイをもらったと書かれたことについて「事実無根だ。物をもらったことはない」と否定。安倍氏との面談を取りもったとの指摘にも「私が何か紹介したことはまったくない」と主張した。
萩生田氏は週刊文春に対しても「(徳野氏に)調整・仲介・関与した事実はございません。私的に連絡を取り合う関係にはございません」と主張したという。
銃撃事件を機に教団との関係に批判を浴びた自民党は内部調査を実施。議員179人が一定の接点があったことを公表し、岸田文雄首相(当時)は教団との関係を絶つと宣言した。
だが、TM特別報告には教団と関係をもったことを当時の党の調査やメディアの取材に認めていなかった複数の議員の記述もある。記載が事実なら自民党の調査の信用性は一挙に揺らぐことになる。教団は永田町で何をしてきたのか。解散総選挙を前に自民党も問われることになる。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













