「ほかの宗教団体と仲良くしてきたのに」公明と戦ってきた立憲議員も困惑
混乱は共産と協力関係を築いてきた立憲議員にとどまらない。これまで公明は与党として国政選挙を戦ってきたため、立憲にとっては対立陣営だった。
とくに自民が候補者を立てず、公明が候補者を立てていた選挙区で戦ってきた立憲議員は「これまで公明候補が戦う相手だったから、こちらはほかの宗教団体と仲良くしてきたのに、彼らににどう説明したらいいんだ」と困惑する。
さらに新党結成となると、選挙の構図もがらっと変わりそうだ。
「公明が候補者を取り下げてくれても、今度は自民候補が出てくるだろう。これからの短期間で自民が擁立するとなると、地元での知名度が高い首長や自治体議員ではないか。
自分の得票に公明票がのったとしても、戦いは簡単ではない。比例名簿も、小選挙区から撤退した公明候補が上位に来ると、自分が小選挙区で負けた場合の復活当選が厳しくなりそうだ」(前同)
自民関係者も「とくに地方では、持ちつ持たれつの関係で自民と公明が協力してきた。突然『立憲候補を応援して』と言われても、従来通り自民候補に投票してくれる公明支持者は一定数いるはず」とみる。
立憲内からは「これまで共産に協力してもらい、今回は公明と新党構想。本来は、他党にどうにかしてもらうのではなく、自分たちの地力で戦っていかないといけないのに…」との嘆きも漏れる新党構想。
「希望の党」騒動に端を発し、枝野幸男氏が「永田町の数合わせにはくみしない」と立ち上げた立憲民主党だが、「希望の党」以来9年ぶりとなる「数合わせ」の行方は……。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













