ドーパミン中毒を少しでも改善するために意識するべきことは?
ではこのドーパミン中毒の状態を改善する手立てはないのだろうか。
「“痛み”のない世界でずっと生きてしまうと、現実のなかで起こる辛いことや苦しいことに対処できなくなってしまいます。そこで、あえて“痛み”(苦労)のある選択を1個でも続けてみるといいでしょう。
例えば簡単なもので言うと、SNSから離れる時間を作る“SNS断食”をしてみたり、運動の時間を取って30分間走ってみたりするなどが効果的だと思います。
走っている間はスマホを見ることができませんので自然とスマホを手放せますし、運動による疲労や達成感によって、自分の身体を使ってなにかを感じるという、現代では忘れがちな経験を取り戻す時間にもなります」
――恩蔵氏によれば脳の発達は30代まで続くという。10代という未発達な脳にゲームやSNS、ネットの強い刺激を与え続けることは、大人になった将来、現実世界での小さな喜びに気づくといったことができなくなり、“心の成長”をも止めてしまいかねないだろう。
取材・文/瑠璃光丸凪(A4studio)













