長女からの一言「パパは3歳だね」

長女が生まれた2022年はコロナ禍だった。病院の面会も制限されていて、出産も立ち会い禁止。そんな折に内山さんは“母は強し”という光景を目の当たりにしたという。

「長女は逆子だったので帝王切開での出産を選択しました。本当は立ち合いたかったけれど、コロナ禍でしたし、立ち会えず。なので、自分の子どもが生まれたとようやく実感できたのは、出産から1週間後、退院する際に抱っこした時です。人目もはばからず、泣いてしまいました。

初めて子どもを抱けた感動を伝えてくれる内山さん
初めて子どもを抱けた感動を伝えてくれる内山さん

僕はその時に親になったことを実感しましたが、一方の奥さんは妊娠した時から母親になっているんです。そして奥さんは出産してから、子どもとすでに1週間を一緒に過ごしている。退院する頃には母としての姿そのものでした。そしてオムツを替えるのが最初から抜群に上手い。子育てを通じて、母の偉大な姿をまざまざと見せつけられています」

長女を初めて抱っこしたときの内山さん(uchiyama_family Instagramより)
長女を初めて抱っこしたときの内山さん(uchiyama_family Instagramより)

現在、内山さんは“競艇好き芸能人”としてボートレース番組に数多く出演している。競艇場は全国に24箇所点在しているため、営業仕事などで、数日間家を開けることもしばしば。この取材も山口県に1週間滞在するロケ撮影を向かう前に行なわれた。

「月に数日しか家にいることができないこともあります。そんな中で、上の子は今年の4月から幼稚園に通うようになり、下の子は1歳8ヶ月です(取材時)。僕の仕事の特性上、一緒に過ごせる時間は限られてしまっているのですが、家族のイベント事だけは必ず参加できるように仕事の調整をしています。お祝い事はこれからも大事にしていきたいですね」

入園式の様子(本人Instagramより)
入園式の様子(本人Instagramより)

内山さんが仕事に没頭できるのは、妻・琴さんの支えがあってこそだ。家事の分担についても「9.5割、奥さんにやってもらっています。僕は時間がある時に、皿洗いとゴミ捨てをやる程度。もともと家のことが何もできない人なんです」と明かす。

「そんな僕の姿を見て、長女に『パパは3歳だね』と言われました。父親として子どもたちを叱ったこともありますが、それも今では奥さんがしてくれています。

というのも、ある日『パパは怒っちゃダメ』と言われてしまいました。きっと子どもたちは、ママに何でもやってもらってる僕のことを同等に見ているんでしょうね(笑)。

「結婚前は、今よりもっと(家のこと)何もできませんでした」
「結婚前は、今よりもっと(家のこと)何もできませんでした」

僕が子育てを9割楽しめているというのは、出張などで物理的に1人の時間があることも大きいと思います。その反面、奥さんは大変だと思います。最低限ではあるんですけど、僕も、休みの日は家族ファーストで、連休があった時には子どもたちをどこに連れていこうかと考えています」