一般家庭の子として育てたい

子どもが生まれたことで内山さんを取り巻く周囲にも変化が訪れた。長女が通う体操教室の父兄と一緒に毎月1回程度「パパ会」を行なっている。

「年齢もバラバラで、若いパパもいれば、僕より年上のパパもいる。職業も経営者がいれば、エンジニア職の方も。それぞれ置かれている環境はバラバラですけど、一方で同じ子育てに関する悩みを抱えています。そして子どもが成長するごとに、悩みの内容も変わる。

最初は『オムツを上手く変えられなくて奥さんがイラついている』などが話題の中心でしたが、今は『小学校受験をどうするか』について相談しています。これまで関わってこなかった世界の方たちと、子どもについての話ができるというのは面白いですね」

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フジテレビ系バラエティ番組「あっぱれさんま大先生」(1988〜1996)で子役タレントとして人気を博した内山さんだが、自身の子どもには“一般家庭と同じように伸び伸びと育って欲しい”と願っている。

「娘を芸能人御用達のインターナショナルスクールに進学させたいという思いはありません。公立の学校に通ってもらって、できるだけ一般家庭の子として育てたいと思っています。

娘たちは僕がタレントだと理解していると思いますが、芸能人の家庭というような意識は持たないで、健やかに伸び伸びと育って欲しいと思っています」

お子さんにシールを貼られた内山さん(本人Xより)
お子さんにシールを貼られた内山さん(本人Xより)
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インタビュー後編では、内山信二さんが将来、子どもたち読んで欲しいメッセージを語っています。

取材・文/中山洋平 撮影/藤木裕之