共働き世帯が増え
共に家事・子育ては当たり前に
令和6年発表の総務省の調査※によると、働く夫と専業主婦は508万世帯に対して、共働き世帯は1300万世帯で約2.5倍となっていて、年々共働き世帯が増加しています。そのため家事・子育てを協力してやっていくことは不可欠です。
もちろんどちらかが家事や子育てをするほうがうまくいっているケースもありますが、妻が病気やケガで入院することになったなど、もしもの時に備えて、子どもの世話や家事のやり方をマスターしておくことは大切です。
※ 出典:令和6年総務省統計局「労働力調査詳細結果2024年」をもとに独立行政法人労働政策研究・研修機構の分析
家事分担するとどうしてもお互い不満や不公平感が出てしまい、夫婦関係がギクシャクしてしまう原因にもなります。ありがちなのが、「協力的ではないと不満をもつ妻」と「協力しているけどダメ出しされる夫」という構造。妻側からすると「これくらい言われる前にやってほしい」「当たり前にやること」という概念がありますが、夫側は家庭環境によって、全く家事をやったことがない、妻の家事のこだわりがわからないという場合も。お互いの言い分がすれ違っているため、問題や不満が溜まっていきます。
<夫側の不満>
●妻の口出しが細かいダメ出しされる
「良かれと思ってやったら、やり方が違うと怒られる」「細かい部分までチェックされる」など、家事をやったのにダメ出しされるとやる気が削がれてしまう。
●家事のスキルがないのでどうしたらいいか、わからない
そもそも家事のスキルがあまりないため、妻の希望通りにできない、やり方がわからない。もっと具体的な指示を出してほしい。
●家事のイライラをぶつけられる
家事ができていないことや自分が忘れていたことに対して妻に怒られたり、イライラされたりすると、ストレスに。
<妻側の不満>
●自分の負担が大きく、不公平感を感じる
自分のほうがやる家事が多く、家事にかける時間も長いことで不満を感じて、不公平に思う。
●家事に対して主体性がない、言わないとやってくれない
夫が「家事は手伝うもの」と考えていて、主体的に動いてくれない。言わないとやってくれない、分担したのに忘れているなどのストレスが溜まる。
●家事のやり方が雑、細かい指示が必要
掃除機をかけたのにゴミが残っている、片付ける場所が違うなど、夫がやった家事が自分のこだわりとズレているとやり直ししなければならないことが不満。細かいところまで言わないといけないこともイライラの原因に。














