「ウチ、需要ないんや」
――そんなニュースもありましたね。このタイトルでCDをリリースすることで、周りからの反応はいかがでしたか。
スタッフさんからは勿論「CDが売れない時代だからこんなタイトルで発売しない方がいい」って猛反対されました。だけど自分はぬるま湯につかってるのがイヤで。「1人でもファンがいるなら歌手でいたい」とか「死ぬまで歌っていたい」というタイプじゃなくて、需要がないならキッパリとやめたかったんです。
あとは、ファンのみんなが汗水垂らしてためたお金を無駄遣いしてほしくなかったから、即売会でもCDはひとり一枚までとお願いしてて。1万枚のCDにシリアルナンバーを全て手書きで入れたんです。なかには複数枚購入したいという方もいたのですが、そこは「ひとり一枚」にしたくて。
私は30歳までは、自分よりもファンのことを第一に優先したかったんです。休みがあるたびに、ファンのために自分で仕切って格安のミニライブやトークショーをやって、朝から夜まで休憩なしで3時間のイベントを1日2回やったり。
入り、出待ちにも必ず対応してたし、いつ何処でも求められたら全員にサインや握手もしてました。ファン、スタッフさん、友人、家族もmisonoがファンサービス旺盛なことは理解してもらえていたから、ネットでの誹謗中傷はみんなもきつかったと思います。
でも結局、自分の中で自信作だった渾身の一枚が7~8000枚だけしか売れなかった。あ、misonoの音楽って需要ないんや、ファンを含めてこんなにも色んな人を巻き込んで振り回して、周りの人に心配や迷惑かけて、それでも結果を残せなかったと。
misonoの歌声を求めてる人が1万人もいないなら『声が変わってしまってもいいし、最悪、歌えなくなってもいいや』と覚悟できて、声帯の手術もしました。
――昨年の6月にはDJのGINTAさんともコラボしていました。今後はやはり、歌手活動に力をいれていくのでしょうか。
あれはGINTAだから引き受けたので、まじでないです! 自分的にはあれが最後のアルバムで出しきれたし、芸能界でやりたい物事も全部やりきったから、完全燃焼で感無量でした。













