警察署員も顔なじみ…。とにかく逃げまくるサスケ
警察署で「サスケくん」という犬の名前が自然に出てくる状況は、異様でありながらどこか温かい空気を感じさせた。
さらにその警察官は、サスケの首輪に「SASUKE」と明記されていたことから名前を覚えたことや、最近は脱走が減っていることまで教えてくれた。情報提供の緊張感とは裏腹に、警察側はサスケを“顔馴染み”として扱っていたのである。
2024年3月11日、立花氏がサスケを連れて散歩していた際には、リードが外れるアクシデントが発生。この瞬間、サスケは走り去り、六本木の街中で姿を消してしまった。立花氏やNHK党職員が周辺を必死に捜索したが発見できず、捜索は約2時間に及んだ。
最終的に、通行人に保護され、四ツ谷警察署から「保護している」との連絡が。幸い、サスケに怪我は確認されず健康状態に問題はなかったが、この脱走は、秘書などが把握する限り少なくとも4回目の脱走事案であった。
玄関ドアを開け、エレベーターに乗り、1階まで降りる
過去には、立花氏の自宅マンションから玄関のドアをサスケ自らが開けて外へ脱走したこともあった。当時、立花氏の自宅の玄関は施錠されておらず、ドアが半開き状態だったようだ。
そんな中、サスケは立花氏の自宅の玄関のドアを開け、たったひとりでエレベーターに乗って堂々と外出。これなど、一般的な犬の行動範囲を明らかに超えているのだ。
通常、犬はエレベーターという仕組みを理解しておらず、ボタン操作や閉扉のタイミングを把握することもできない。しかしサスケは偶然か、本能的な動きかは定かではないものの、結果として“マンションの物理的障壁”を完全に突破。
この行動は、専門家の間でも「発生確率が極めて低い偶然の連鎖」とされており、都市型住宅で犬が単独でエレベーターに乗り脱走したケースはほとんど報告例がない。その予測不能な行動は、まさに飼い主譲りといったところだろうか。













