初国会「『怪しくないですよ』など1つ1つ説明している」
――国会に入って驚いたことは何ですか?
例えば、見たことがないFAXというものが生き生きと活動しているとか(笑)。本会議場にパソコンを持ち込んじゃいけないとか。会議のやり方も基本的には“口頭弁論”で、スライドを映して議論するわけでもないし、参考人は最近できるようになったけど(議員は)オンラインで議論に参加することもできない。
あとは、海外のカンファレンスに参加する時にも、国会会期中だといろんな長大な根回し、手続きをしないといけないとかですね。色々ありますよ。まあそういうものは、ひとつひとつ解決していけるといいなって思ってますね。
――国会で初めて会う人とはどんな話をするんですか?
「君は誰なんだ」「チームみらい」って何なんだ、みたいに全然知られてないわけですよ。それで「(自分は)こういうこと考えてる人ですよ」「怪しくないですよ」っていうのを、ひとつひとついろんな方に説明してという感じですね。
――印象的な人はいましたか?
いっぱいいますけど、泉房穂さん(元明石市長、7月の参院選で当選)は印象的です。
――泉さんは参議院の首班指名の1回目投票で安野さんに1票を入れ、「私は安野さんと親しいので、頑張れという気持ちでいたんです」と話したそうです。どういう関係ですか?
私が去年の東京都知事選に出馬して、まだ街頭演説で10人くらいしか集まらなかった時に聴きに来てくれたんですよ。1人だけ見たことある人がいて、それが泉さんでした。
その時が初めてで、演説後に「ありがとうございます」って言ったら名刺を渡されて。そのあと泉さんは「意外と演説は普通だった」ってツイッターに書いていました(笑)。
――泉さんの明石市政からインスピレーションを受けるものがありますか?
子育て世代や教育にしっかりと投資していこうっていう考え方は、チームみらいもすごく訴えている内容なので、その部分に関して考えは合うと思いますね。そうした話はしたことがあります。
――首班指名での一票を泉さんにお願いしたのですか?
いえ。多数派工作を試みたわけではないです(笑)。投票の後は泉さんとはまだ話してないですね。投票前には「入れるで」って言われました。その時「ありがとうございます」って言ったかもしれないですけど、止める権利は私にはないですし、泉さんから票をいただくことで別にわれわれも損するものではないので、そこはもう泉さんの思うようにしていただくのがいいんじゃないかと。













