ネガティブになった時にする二つのこと
移り変わりが激しく、常に爪痕を残さないといけない芸能界。厳しい世界を生きてきた彼女は「背伸びしない、自分なりの普通の生活が送れている今が本当に幸せ」と微笑む。それでも鋼のメンタルというわけではない。心ない声に落ち込むこともいまだにあると話す彼女は、ネガティブな気持ちになった時、どう対処しているのか。
「マイナス思考になっちゃったときは、とにかく寝ます。考え続けるよりまず寝る。睡眠をとったら、マイナスが『まあ、いいか』のゼロの位置になって、そこからプラス思考になれるので」
若いころは悩みで眠れなくなり、さらにネガティブになる悪循環に陥っていた。しかし今は違う。「それが一番良くない」と気づいた彼女は、まず身体を休めることを優先する。
「心に余裕がないのは、やっぱり健康じゃないとき。全てが乱れてしまう。心の調子が悪いときって、実は自分の身体の調子が悪いときなんですよね」
そしてもう一つ習慣がある。
「なんだか運が良くないかもって思ったら、必ず床掃除をします。床も綺麗になるし、没頭すると嫌なことも忘れられる。部屋がキレイになって気分も上がりますし、運気の流れも変わる気がするんですよね。部屋の乱れは心の乱れっていうじゃないですか」
睡眠と掃除。当たり前のようなこの二つが自分を整えていると語る。一日の終わりにまぶたを閉じるとき、彼女はこう思うそうだ。
「なんだかんだあったけど、今日も幸せだったなって思ってから寝るようにしています。そう考えるようになってから、あんまり自分はかわいそうだって思ったことはないかもしれないですね」













