「(再結成は)実現できたら楽しいでしょうね」

とんねるず・石橋貴明といえば今年4月、食道がんであることを告白し、現在も闘病中だ。長年、一緒に番組を作ってきた仲間であり、また、グループのメンバーだった神波さんは今、何を思うのか。

「ご病気と聞いたときはびっくりしましたね。あんなに元気だったのに…と、とてもショックでした。僕たちにとって、貴明さんはなかなかお会いできない方だから、今どうされているのかはわかりません。

でも先日、おぎやはぎの矢作さんがラジオで貴明さんとお食事をしたと近況報告されていたり、憲武さんもラジオでとんねるずの曲をかけたりもしているので、きっと復活の日も近いのかなって。

貴明さんと憲武さんの愛は揺るぎないですし、どんな逆境にも弱音を吐かなかった貴明さんですから、きっと病気に打ち克ってくれると信じています。いつでも僕らは待っていますし、また元気な姿でお会いしたいですね」

気になるのは、野猿の再結成についてだ。

「これだけ時間が経ってしまったので、簡単ではないんじゃないですかね。メンバーももうみんな、いいオジサンですからね(笑)。だけどこの前、おニャン子クラブが40周年で集まったと聞いたから、もしかしたら…みんなが元気だったら、やれるのかな。

うん、実現できたら楽しいでしょうね。いつかみんなと集まれることを夢見て…あ、だけどもう、あの激しいダンスは踊れないので勘弁してください(笑)」

「もう、あの激しいダンスは踊れないです」と語る神波さん
「もう、あの激しいダンスは踊れないです」と語る神波さん

解散から20年以上の時を経ても、再結成を望む声はいまだ絶えない。ファンの期待は再び高まっている。

取材・文/佐藤ちひろ