「社会や算数がとてもわかりやすく板書もキレイ」
「まことに申し訳ございませんでした」
2時間30分以上にわたる臨時保護者会は校長の謝罪からはじまった。参加した保護者が話す。
「事件の中身については、捜査の関係から報道されている以上のことは話してもらえませんでした。少し気になったのは今回の事件のことを、教育委員会や校長が“事案”“案件”と言い続けていたことです校長は、澤田をかなり評価していたようでショックを受けていました。『何やってんだよ、ふざけんなといいたい』って。社会や算数がとてもわかりやすく板書もキレイだったともいわれています」
児童や周囲からも評判がよかった澤田容疑者の逮捕報道に、「先生に手紙を書きたい」と親に訴える児童もいたという。
「数年前に教育実習生としてやってきた先生として覚えてます。運動神経は良い方で昔から野球をやっていたと聞きました。学校の広報誌には趣味が読書と書かれていました。“いい先生”として評判ですが、最初の犯人が逮捕されてから、ずっと教壇に立ち続けていたのだから、それもどうかと思いますね。信用できません。
そもそも逮捕された澤田はしばらく制度上、休職扱いとなるようです。ウチの子も『気持ち悪い』って…。学校はこれまで、研修や指導を行なってきたと話していましたが、澤田は教師になって変態に目覚めたわけですよね。
もう性善説で『学校や先生を信用する』は通らないと思います。保護者会でも『廊下に監視カメラをつけてほしい』『着替えはラップタオルを持参させてほしい』といった声が多くあがっていました」(別の保護者)
“意識が高い街”で保護者からの信頼を壊した澤田容疑者は、埼玉県朝霞市にある家賃10万前後の集合住宅に住んでいた。近隣住民によると、彼女と思われる20代の若い女性と親しげに部屋を出入りする姿も目撃されている。教師になってわずか3年、彼はどこで道を踏み外したのか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班