へずま市議に名指しで批判された市議には昼夜問わず非通知電話が… 

へずま市議は今年7月に行われた奈良市議選で8320票を集め、3位で初当選した。市長を怒鳴りつけた日はへずま市議の初めての一般質問だった。

へずま市議は同日の議会が閉会後、自身のXで、

<人生初の議会が終わりました。面白く思わない議員が複数いましたがあんたらが適当な仕事しかしないから元迷惑系YouTuberが当選したんですよ。笑うなら己の未熟さに笑え。自分の信念は本物です。(原文ママ)>

と投稿し、

<因みに隣の柿本氏からは議会が終わりダダ滑りやったなと言われました。鹿さんどうでもいい人からしたら熱意など感じずただの騒いでる馬鹿にしか見えないんでしょうね>

とほかの市議を名指しして、苦言を呈した。

へずま氏(本人Xより)
へずま氏(本人Xより)

へずま市議に批判された柿本元気氏は集英社オンラインの取材に応じ、こうツッコミを入れた。

「noteに書いた通り、彼はやる気とバイタリティに溢れた男です。でも、自分の実力や立ち位置を客観的に見れていないんですよね。勉強会を開催していると話していますが、2日間にわたる新人研修の日に彼は1日も参加しませんでした。

参加しなかった結果、資料の読み方や議員ポータルの使い方がわからず、議会の話し合いには入れない状態。また、議員が残っていると事務局職員が帰れないことから、議員はできるだけ残業せず帰るのですが、議員の出欠ランプの前に立ち、最後まで残業しましたとアピールしたりもするわけです。

そして今回の問題の発言も、市長としては課題感を持っているにもかかわらず、突然の怒鳴り声に会場がついていけませんでした。正直、どういう意図で彼が話したのか(わかりません)、彼と市長とのやりとりで会話が全然つながっていないからです。なので励ましの意味を込めて、『ダダ滑りやったな』と確かに発言しました」

柿本元気氏(本人Xより)
柿本元気氏(本人Xより)

その後に柿本市議は13日、自身のXでへずま市議の発言に対して、

<こんなん笑うやん。1回笑った後にもう1回噛み締めてまうし、慰めてあげなあかんと思うやん。

こんなに鹿を愛する人たちに嫌われてしまうなんて、俺はよっぽど鹿でなしなのか>

と投稿した。それに反応するかのようにへずま市議も同日、

<ごめんなさい。パワハラ上司を思い出し涙が出ました。何故、頑張る人を笑うのですか?柿本さんダダ滑りしてるよ。本当に悲しくなりました。>

と投稿。このへずま市議の投稿はいいねが約9万回され、1100万を超える表示回数を記録した。

その後、柿本氏には1日100件を超える非通知電話がかかり、時には深夜2時に電話が何十件もかかってきた。

柿本氏にかかってきた非通知電話
柿本氏にかかってきた非通知電話