近隣の飲食店の店主「すごい剣幕で怒られました」
鳥丸寛士容疑者が住む自宅マンションも訪ねた。マンション住民は言う。
「奥さんには見えない高齢女性と一緒に住んでいたと思います。高齢男性の姿は見たことがないので二人暮らしだったのかもしれません。その部屋によく鳥丸容疑者と同じくらいの背丈で恰幅がよく、(容疑者と)同世代くらいの男性が出入りしていました」
近隣の飲食店の店主は、鳥丸容疑者のこんなクレームを受けたことがあった。
「いつも同じ定食を召し上がっていたのですが、ライスが有料化したことと、昨今の材料高騰でおかずが少しだけ減ったことについて、ものすごい剣幕で怒られました。『なんで高くなってこんなに少ねえんだよ!』と。
何度も謝ったのですが収まらなかったのでサービスでおかずを提供したらやっと納得してくれました。しかしそれ以降、ご来店はされませんね。被害女性が僕に怒った時のように怒鳴られていたとしたら、いたたまれません」
また、飲食店の常連客は鳥丸容疑者のことをこう語る。
「数年前、よく同世代で同じように太って背が高い男性と食事に来ていました。その時、テーブルの上に女の子のプロフィール写真を広げながら『こいつはダメだ』などと、女性を明らかに下に見た感じで品評していました。見ていて非常に不快でしたね」
「GO little by little」のHPの代表挨拶には、長文で「アイドル志願」の女性たちに向けたそれらしい言葉が並べられていた。
〈人に影響されず、己の力だけで直進できるのは本当に一握りの人だけでしょう。
では、どうしたら良いか?
私なりの答えになりますが、それは誰かに『本気』で背中を押してもらう事だと思います。
(略)
私たちに背中を押させて下さい。〉
アイドル活動を真剣に取り組んでいた女性たちの背中を、鳥丸容疑者はどう押したと言うのか。今後の捜査で事件の全容解明が待たれる。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班