「電車遅延」で延長料金…学童の送迎に頭を悩ませる保護者たち 

新学期が始まった。夏休みとは生活ペースも変わり、再び学童通いが始まる小学生を持つ保護者も多いのではないだろうか。保護者にとっては慌ただしい送迎の日々が始まるわけだが、電車通勤をする保護者にとってつらいのが「電車遅延」だ。

とりわけ人口密度の高い首都圏では電車遅延は日常茶飯事。定時に仕事を終えても電車遅延で送迎に遅れてしまい、途方に暮れたという経験がある人もいるだろう。

写真はイメージです(PhotoACより)
写真はイメージです(PhotoACより)
すべての画像を見る

小学1年生の子どもを学童に通わせる都内の母親は次のように話す。

「仕事は時短勤務なので、18時のお迎えには間に合うはずなんです。でもそれは『予定通りの電車に乗れたら』の話で、少しダイヤが乱れたりするとギリギリの時間になることもあります。

うちの自治体は『18時1分』を過ぎたら問答無用で延長料金がかかるので、遅れそうなときは駅から電動自転車で学童まで爆走します。一度夕方に電車が止まり、大幅に遅れたときは本当にイライラしましたね。定時で上がったのに、学童に延長料金を払わないといけないし。保育園では遅延証明書の提出で延長料金が免除されていたのですが…」

写真はイメージです(PhotoACより)
写真はイメージです(PhotoACより)

また、共働きをする都内在住の母親は次のように話す。

「電車遅延で18時の迎えに間に合わなかったことはまだないけど、そんなことになったら半狂乱になりそう(笑)。送迎自体は大変ではないけど、帰宅して用事を片付けて、ごはんを作ってまた片付けて云々……が大変といえば大変かな。近場か在宅でできる仕事を探し続けているけど、なかなか好条件のものは見つからないですね」