「不安を感じたというのが正直な感想」
田久保市長はこれまで「6月28日に東洋大へ行き初めて自分が除籍になっていると知った」と説明しているが、除籍の理由などの詳細は話していない。そこで集英社オンラインは7月18日に田久保氏に直接質した。
——除籍になる要件は決まっています。どれに当てはまるかのですか。
田久保眞紀(以下、同) いえ、大学側とはそのような話はしておりません。
——卒業したと思っていたのに大学から除籍だと聞かされれば「なぜ私が除籍なんですか」と聞きませんか?
私としては、むしろですね、その場で初めて私の個人情報として初めて知りました。ですが残念ながら、偶然なのかもしれませんが、怪文書の方で除籍という言葉が先に出ておりました。
私の個人情報が不正に漏れたのか、それともこれが偶然なのかわかりませんが、私としてはそれよりも大変、その場で不安を感じたというのが正直な感想でして。
その場では大学のほうに、なんで私がこういうことになっているのかというような、そういった説明を求めるということにはいたりませんでした。
——では大学に除籍の理由をたずねてもいない?
今のところはたずねておりません。除籍はもう事実ですので、そのことで大学側と事実を争うというのは考えておりません。
——大学は除籍の事実を保証人に伝えます。当時の保証人は通知を受けていませんか?
残念ながら、私自身も保証人である母もそのような通知を受け取っているということはないという風に記憶しております。
田久保市長はこの質疑から6日後の、24日付市議会議長あての回答書でも、大学に照会をしているが除籍の事実以外にわかったことはない、と主張している。
除籍の理由を積極的に示さないのは、これが明らかになれば「本人が知らなかったわけがない」状況が浮かび上がるからではないのか。
疑惑に絡んでは意外な動きも出てきた。