「令和の日本列島改造」とまで呼んだ政策が看板倒れに
石破政権の看板政策といえば、「地方創生2.0」だ。
そこには、地方の活性化を通じて人口減少を食い止め、東京への一極集中化を解消する狙いがあった。地方創生という構想そのものは2014年に第2次安倍晋三改造内閣が掲げたもので、当時の石破首相は初代の地方創生担当大臣に就任した。いわば、地方創生のスペシャリストであり、彼のライフワークでもあった。
石破首相の「地方創生2.0」をまとめると、5つの柱で構成されていた。
・若者や女性が安心して暮らせる生活環境の創生
・地方経済を活性化させるイノベーションの創生
・産官学の地方移転と創生
・DXを用いた新時代のインフラ整備
・都道府県、市町村に限定されない地域経済の成長













