実は1分も早く終わった準決勝ネタ 

—準決勝の囲碁将棋戦も盛り上がりましたね。2点差で惜敗。終わったあと、勝ったと思いました? 負けたと思いました?

友保 そりゃ勝ったと思いましたよ。

—会場のウケ的にはどっちでしたか?

友保 うわ、どっちなんやろう。まあ1個あるのは、僕らがネタ下がる(終わる)ときに時計見たら、まだ5分ちょいやった(笑)。

小林 短かったな(笑)。

友保 バリ短いやん。1分も巻いてもうて。

小林 これバレるかな、バレへんかな。

友保 ちゃんとかかってるやん(笑)。

THE SECONDグランドファイナル準決勝でネタ時間を1分も巻いていたという金属バット
THE SECONDグランドファイナル準決勝でネタ時間を1分も巻いていたという金属バット

—ただでさえ、間をしっかり使う漫才でしたが、本当はもっと沈黙が長かった?

友保 いや危なかったですね。もっと黙ってたら、もっと点数低かったかも(笑)。

—いや、審査員の女性が笑いを溜めて爆発させる「バネ」みたいって言ってましたね。

友保 あれね。できるヤツがいましたね。

—審査後、小林さんは審査員に詰め寄ってましたが…。

友保 あの人帰りにどんどんちっちゃなって。ナメクジみたいに溶けてしまったらしいで。

小林 そうかぁ。

—そして、優勝はお二人の盟友でもあるツートライブ。

友保 優勝してよかったっすね。

—ぶっちゃけ、正直悔しいお気持ちはありましたか?

友保 いや、とっくの昔に超えられてますからね。何言ってるんですか。あいつらがどんだけ関西の深夜番組を彩ってるか。

小林 そうそう。

—大会直前の取材でも、ツートライブはTHE SECONDにハマりそうとおっしゃってました。

友保 「ツートライブが優勝する」まで言ってたんじゃないですかね。

—言ってなかったです。

友保 初戦で最高得点出して、そのまま優勝するんじゃないかって。

—言ってなかったです。

友保 でも、ツートライブが決勝のネタで「死ぬ」っていうとこあるんですけど。舞台裏で芸人みんなで見てて。周平が「死んで」って言ったら、ちゃんと客がサーって引いて(笑)。俺らも「あ、死んだらあかん」って。

小林 死んだらあかんな。