人生9回裏の名誉挽回
—この3年の間にドラマもたくさんありましたよ。初年度で対戦相手だった東京ダイナマイトさんが出られなくなって、後にツーマンライブを開催して、それも1つの歴史ですよね。
小林 この3年でもいろいろあったな。
友保 でも3年って考えたら濃いな。去年はプラス・マイナスさんと当たることになって、でも解散しはったり。でCOWCOWさんがきはって。
—東京ダイナマイトさん、プラス・マイナスさん。どちらも実力ある漫才師ですね。
友保 そうなんです。不思議なもので。なんか勝手に代わりがねえ。今年は順当やったな(笑)。
—そしてザ・ぼんちさんと当たるというのも、歴史ですよね。漫才の歴史の1ページですよ。
友保 ボコボコにされるかもしれん。ウケるんでね、ぼんちさん。
—今年はどんなドラマが待ってるでしょうか。
でも、もう「人生9回裏の名誉挽回」なんてないですよ。「限界を知らぬ出世払い」続きなんで。M-1で負けてからなんも変わってない。
—M-1ラストイヤーが9回裏だとしたら、延長戦でTHE SECONDが始まって、10回でギャロップさん、11回でガクテンソクさんが勝って…。
小林 その理論なら12回で試合終了じゃないですか。
友保 今年、最後やん!
—引き分け再試合もあります。M-1から続く長い長い戦いの後で、最後にお二人の涙が見れるかどうか。
友保 え? 負けて泣くの? 「うわ〜いやや〜」って(笑)。絶対いや〜!
小林 スタジオにしがみついて動きません(笑)。
取材・文/西澤千央 写真/石垣星児