ゴールデンタイムのテレビで金属バットの漫才が見られる 

—あらためて思えば「THE SECOND~漫才トーナメント」は、金属バットのM-1ラストイヤーが終わってすぐに始まりましたね。

友保 えらい、タイミングでね。M-1終わって。

小林 どん底におちまして。

友保 その後、行きましたもんね、有楽町で肉食うた。

—実際THE SECONDの開催に救われてる部分はありましたか。

友保 まあでも(劇場の)単価上がるチャンスやもんなあ。賞レースくらいしかないもんね、上がるって。

小林 そうだね。

小林圭輔(左)と友保隼平
小林圭輔(左)と友保隼平
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—やっぱり大きいなと思うのが、全国区のテレビ番組、しかもゴールデンタイムで金属バットの漫才が見られるという。ネタ時間6分間に対してすごい効果なのではないかと思います。

友保 ありがたいですね。

小林 でも、M-1と比べたらね。「タバコのYouTube見てます」はよく言われるんですけど。

友保 そうやな。「THE SECOND面白かったよ」はあまり言われへんな。

—確かにお二人に「喫煙者」というイメージはすごいあります。

友保 やっぱあれじゃないですか。ちゃんと歯真っ黄っ黄やからじゃないですか。ちゃんとヤニづらやから。

小林 「こうはなりたくない」と思うんでしょうね。

—めちゃくちゃタバコ業界に貢献してると思うんですけど。

友保 でも、わしらよりもっと現場で働くおっちゃんのほうが貢献してるんで。ヤニ吸う量やったら。

—街で声をかけられることも以前に比べて増えていますし、知名度は上がってますよね。

友保 いや、あんま変わらんけどな。全然ワーキャーならへんな。

—確かに声をかけてくださるのは男性ファンが多そうですね。

友保 劇場も男多いですね。もっとキャーキャー言うてほしいのに。M-1ファイナリストのライブなんてキャーキャーやもんな。

小林 そやな。

—THE SECONDの審査員はお笑い好きの100人の一般人がされています。あれは金属バットさんに合った審査のような気がするのですが、いかがですか。

友保 いや、どうなんすかね。客次第ですけど、ホンマにあれは。

—数名の芸人審査員ではなく、一般の方に支持されるというのは、金属バットは時代に合っているということではないかと。

友保 そんなわけないでしょう。何言ってるんですか(笑)。令和ロマンでしょう。時代に合ってるのは。

—お笑い好きな方が応募されているだけあって、わりと得点に納得することが多いです。

友保 去年の「ガクテンソクvs金属バット」、あの試合以外はそうですね(笑)。あの試合以外は全部順当です。