「ウェザーニュースLiVE」の癒し的存在に

――魚住さんは番組で見ているときと印象が全く変わらないですね。

魚住茉由(以下、同) 「裏表がない」とよく言われますね。カメラが回っていることを忘れていたみたいなこともけっこうあるので、私の今後の課題ですね。

――魚住さんはデビュー当初から自然体な雰囲気で、「ウェザーニュースLiVE」の癒しとの呼び声も高かったとのこと。お天気キャスターとして成長を実感することや未だに苦手なことはありますか?

時間配分はだいぶ慣れてきましたね。最初の頃はお天気情報を伝えるのに必死で、番組の時間管理があまりできなかったんですが、最近は話しながら時間の確認ができるようになりました。3時間、意外とあっという間に過ぎちゃいます。逆に苦手なことは多すぎて…。いろいろとやらかしている動画がたくさん切り抜かれてると思います。

――わりとグイグイ突っ込んでいくスタイルで予報士さんを困らせている印象もあるような。

予報士さん、困らせちゃっていますよね(笑)。先日も大好きなコナンくん(名探偵コナン)について、新作映画の舞台が長野県で劇中に国立天文台や未宝岳という山が出てくるという話を番組で熱っぽくしていたんですけど。長野県にゆかりのある天文好きの予報士の方に「それは架空の山です」と言われてしまって…。

――ああいうのは、わざとじゃないんですか?

そんな悪意はないです(笑)。きっと気象に対する好奇心ゆえですね。私、予報士さんへのリスペクトと愛が強いんです!

ウェザーニュースのお天気キャスターは、予報士さんの専門的な情報を視聴者目線で質問しながら、橋渡しするという役割分担になっていて、それが「ウェザーニュースLiVE」という番組の醍醐味でもあるのかなと。

魚住茉由 (撮影/矢島泰輔)
魚住茉由 (撮影/矢島泰輔)
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