周囲に「誰にも相手してもらえない」といったことを言っていた
複雑な経緯で見つかった遺体を遺棄した容疑で逮捕された藤井容疑者とは、どんな男なのか。小・中学時代の同級生の保護者は取材にこう証言した。
「藤井くんは中学校までウチの子と一緒だったので、話は聞いています。昔から何かで目立っているというタイプではなくて、どちらかと言うと人気がないというか避けられていたというかそんな感じの生徒だったみたいです。
小さい頃からサッカーをしていて、中学でもサッカー部に所属して頑張っていたみたいですが、自己中心的な物言いが多かったようですよ。工業高校に進学しましたが、卒業したかどうかまでは聞いていません。事件のことは、もちろんウチの子の同級生が起こしたということでもちろん驚きました」
ジコチュー、中学時代からそんな評価を受けていたサッカー少年は、徐々に孤立感を深めていったという。保護者はこう続けた。
「藤井くんは自ら孤独になっていったという話を子供から聞いていたので、何かが本人の中であったのかもしれないですね。中学卒業後も同級生の集まるLINEグループには入っていたのですが、そこでも変なことを言ったりしていたようです。内容までは分かりませんが、かまってちゃんのような発言をしていたのだと思います。
最後は自らそのグループを抜け、LINEも削除し、周囲に『誰にも相手してもらえない』といったことを言っていたようです。そこからさらに殻にこもるように中学の同級生らとは距離をとるようになったらしいです。うまく人付き合いできないタイプだったのか、家庭で何かあったのかわかりませんがこんなひどい事件を起こしてしまって……。亡くなった子はまだ19歳でしょう。本当浮かばれませんね」
遺体を放置した車は親戚名義のものだったといい、県警は押収して微物分析などを進めるとともに、藤井容疑者と女性とのトラブルの詳細を調べている。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班