プーチンが現実から組織的に遮断されていく過程

プーチンが軍の最高幹部と顔を合わせる回数を大幅に減らしている。

この一点に、いまのロシアという国家が抱える病巣のすべてが凝縮されている。指導者が現場の人間と会わなくなるとき、その組織はすでに死につつあるのだ。

側近に対しても「疑心暗鬼になっている」と伝えらるプーチン大統領
側近に対しても「疑心暗鬼になっている」と伝えらるプーチン大統領

人事とは、突き詰めれば「誰の言葉を信じるか」という意思決定の連続である。

トップが誰を引き上げ、誰を切り捨て、誰に報告させるか。その配置こそが、その指導者の見ている世界そのものを規定する。