体重移動によって上体も回りやすくなる

前項で上半身の動きが必要なことは分かっていただけたと思いますが、もちろん飛ばしには、下半身の動きも使う必要があります。

ざっくりですが、ドライバーの飛距離が250ヤードなら80ヤード前後、約3割強は体重移動によって生まれていると思ってください。

とはいうものの、体重移動が大きければ大きいほどいいかというと、そうではありません。スイングでは振り子運動と捻転差を作ることが大事なので、それらの動きがよりやりやすくなる下半身の動きが必要になってきます。

実際、正しい体重移動をすれば、上体も回りやすくなるなど、数多くの相乗効果が期待できます。飛ばすためにも、まずは正しい足の動きを覚えましょう。

OK:大きく飛ばすために足は積極的に使おう
下半身を大きく動かすことで、自然と体重移動と体の回転が発生する。大きく足を使っても軸ブレにはつながらないので、積極的に使っていこう

POINT:バックスイングで右足に8割の体重が乗る
アドレスでは5対5だった重量配分が、バックスイングでは右足8対左足2に。ただし、体重は右に乗っても、軸が大きくブレないことが大事

POINT:フォロースルーでは9割が左足に乗る
フォロースルー&フィニッシュでは、9割が左足体重に。ただし、ほぼ左足体重になったときも、左に体が流れないようにするのがポイント

『効率のいい動きで曲げずに飛ばす! てらゆーのゴルフ飛距離アップ大全』より
『効率のいい動きで曲げずに飛ばす! てらゆーのゴルフ飛距離アップ大全』より