私のメイクの先生は姉です!

——映画『女神降臨』は韓国のWEBマンガの実写化作品ですが、この作品の出演依頼があったときのこと、出演の決め手について教えてください。

Kōki,(以下、同) 私は高校生のときから、原作の『女神降臨』が大好きだったんです。韓国のドラマも見ていましたし、本当に大ファンだったので、出演依頼のお話をいただいたときは、とても嬉しかったです。

でも自分が原作のファンだからこそ「自分に務まるだろうか……」という不安もあって悩みましたが、こんなチャンス滅多にないので、思い切って「よろしくお願いします」とご返事しました。

——『女神降臨』の原作の魅力は? どういうところに惹かれたのでしょうか?

ヒロインの谷川麗奈は共感できて、かつ、読者に影響も与えるキャラクターなんです。私自身、原作のマンガを読みながら、麗奈メイクを真似したりしていました。

そういう女子が大好きな美容やコスメのエピソードがありつつ、神田俊(渡邊圭祐)と五十嵐悠(綱啓永)の男子ふたりとのキュンキュンな三角関係や、麗奈と仲よくなる女子ふたりとの友情など、麗奈と同世代はもちろん、いろいろな年代の方が共感できるリアルな青春エピソードが素敵な物語だと思いました。

Kōki,さん
Kōki,さん
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——内向的な麗奈は美のカリスマのセレーナ(鈴木えみ)がきっかけでメイクに目覚め、人にメイクをしてあげるほどその腕を上げていきますが、メイクテクを披露するシーンは、どのような準備をしましたか?

私は姉にメイクを教えてもらったのですが、姉からのアドバイスなどを思い出しながらメイクシーンに取り組みました。

姉は「まず一度は自分が好きなようにメイクをしてみるといいよ」と言っていたので、お手本通りのメイクよりも、ルールに縛られず、自分が好きなメイクをしてみることが大事なのかなと思いました。

——Kōki,さんご自身のメイクのポイントは?

私は目元にポイントを置いています。目を強調したいと思っているので、少し強めにアイラインを入れてみたりして。アイメイクのオシャレを楽しんでいます。

「体のホクロがコンプレックスだった」Kōki,が語る幼少期の悩み…「あまり人に見られたことはないですが(笑)」主演映画『女神降臨』で披露した顔とは_2

スッピン姿のメイクをした自分の顔を見てびっくり!

——映画『女神降臨』では、地味目なスッピン麗奈とばっちりメイクでキラキラと輝きを放つ麗奈が描かれていますが、スッピン姿のメイクのリアリティがすごかったです。家でメイクを落としてスッピンになると、途端にダラダラした感じになるのも、フツーの女の子あるあるでよかったです。

スッピンで過ごしているときと、きれいにメイクをして出かけているときとのギャップが大切だと思いました。誰もいない部屋で脱力しているとき、どういう顔をするのかなと考えて、口は半開きでぼーっとして、目に力が入らない感じをイメージしながら演じました。

監督から「家でだらけている麗奈を振り切ってやった方がいいよ」とアドバイスをいただいたので、思い切りダラダラしました(笑)、あまり人に見せられない顔ですね(笑)。

あとポイントはメガネです。麗奈はいじめられていた過去があるので、自分の顔を隠すようにうつむき加減で、人と目を合わせず、下がったメガネをあげてみたり、内股気味で歩いたり、工夫して演じました。

本人も驚いたスッピン姿のメイク(写真/©映画「女神降臨」製作委員会)
本人も驚いたスッピン姿のメイク(写真/©映画「女神降臨」製作委員会)