タワマンの北口、パチンコ店だらけの南口

JR立川駅は南北に出口が広がり、北口にはバスターミナルや百貨店など、“都会”を感じさせる施設が林立している。 

出てすぐの場所にはタワーマンションもそびえ立ち、下層階には家電量販店、ドラッグストアのほか、市の窓口まで入っている。 

オブジェもあってハイソな雰囲気の北口(撮影/集英社オンライン)
オブジェもあってハイソな雰囲気の北口(撮影/集英社オンライン)

人通りも昼夜問わず多く、年齢層も老若男女幅広い。人流の多さで言えば、新宿や池袋といったターミナル駅にも引けを取らないレベルだ。 

一方で、南口はややディープな雰囲気が漂う。 

改札を出て見渡すとパチンコ店、飲み屋が入ったビルなどがすぐ目に入る。また、付近には競馬の場外馬券発売所・ウインズ立川もある。 

南口にはパチンコ店が多く見られた(撮影/集英社オンライン)
南口にはパチンコ店が多く見られた(撮影/集英社オンライン)

地元民を中心に立川について聞いてみた。

「この辺は住みやすいですよ。もともと米軍基地もあったから、外の文化も入ってきてる感じ。なんでもあるし交通も便利だし、昭和記念公園もあって、とくにファミリー層にはいいんじゃないかな」(40代男性・会社員)

「映画館とかららぽーととか、そういう施設はすごいと思う。駅の周りなら吉祥寺より栄えてる。(マツコの発言を伝えると)新宿まで出なくていいのは本当にそう。伊勢丹もルミネもあるから実質新宿」(20代女性・学生)

IKEAのすぐ向かいにある昭和記念公園・高松口。広さは葛西臨海公園や井の頭公園、上野公園の倍以上で、公園としては都内最大だ(撮影/集英社オンライン)
IKEAのすぐ向かいにある昭和記念公園・高松口。広さは葛西臨海公園や井の頭公園、上野公園の倍以上で、公園としては都内最大だ(撮影/集英社オンライン)

「中央線が新宿寄りになるにつれ都会度が増していくけど、立川にIKEAがあるのはでかいですよね。ららぽーともあるし、この2つが両方あるのはでかい。IKEAからは富士山が見えて、これがめっちゃ綺麗」(30代男性・会社員)

「地元愛が強いから市外になかなかでない。同じ東京都なんだけど、23区内のことだけを“都内”と呼ぶ人たちも多いからね」(50代男性・不動産店)

IKEA立川(撮影/集英社オンライン)
IKEA立川(撮影/集英社オンライン)

やはり、地元民の愛着は強い街のようだ。