43歳、独身貴族の愉しみ

43歳、独身貴族。そんな奥田さんはお酒やアイドル、ゴルフ、クレーンゲーム、歴史と幅広い趣味を持っている。40歳を過ぎても、やりたいことをやり、楽しむことを大切にしている。特にクレーンゲームは、ただ掴んで離すだけのシンプルな仕組みながら、奥深い魅力があると話す。

「クレーンゲーム系のYouTuberがいるおかげで、取り方のコツがある程度分かるようになります。そうすると、自分なりのやり方を試したくなってくるんです。クレーンゲームにはいくつかパターンがあり、『こうなったらこうする』と戦略を考えながら挑戦するのが楽しいですね。

特に、難しいものや大きな箱、珍しい景品を狙うのが好きです。また、お店ごとに設定がまったく異なるのも面白いポイント。景品の獲得口の位置やアームの強さなど、それぞれ特徴があるので、劇場や地方営業に行くと、つい近くのゲームセンターに立ち寄ってしまいます」

全国の劇場を回る機会が多いため、自然とクレーンゲーム事情にも詳しくなったそう。

芸人仲間の子どものためにクレーンゲームの景品を取ってあげることもあるという
芸人仲間の子どものためにクレーンゲームの景品を取ってあげることもあるという

「何を“よし”とするかで変わりますが、僕は『難しいけど、アームパワーが強い店』が好きなので、新宿のマルハン東宝ビル店にはよく行きます。フィギュアを取るのに適していますが、箱物の景品を落とすのは難しい場所でもある。でも、アームが強いので挑戦しがいがあります」

また、東京の郊外や北関東にある倉庫系ゲームセンターは、設定が甘いため、初心者にもおすすめだという。

「千葉鑑定団というチェーン店もいいですよ。リサイクルショップと併設されていて、売れ残ったものが景品になっていることが多いんです。だから、どんどん取って帰ってもらってOKというスタンスなんでしょうね。普通のゲームセンターでも、新商品の入荷情報を公開しているところがあります。入荷後3週間以内なら、比較的設定が甘いので、狙い目です」