なぜ日本の医者は「忙しい」のか
少子高齢化に伴い、日本の医療費は年々増加しています。一方、国民の健康保険料の負担能力が限界にきているのも事実です。
そこで私は、医療費の削減のために、「70歳以上の窓口自己負担割合を一律3割負担とする」、「市販薬として買える薬を健康保険の対象から外す」、「風邪への抗菌薬使用など無価値な医療を健康保険の対象から外す」の3つの改革を提唱しています。(♯1)
これにより国民の健康を損なわずに、最大7.3兆円の無駄な医療費の削減ができる計算です。
しかし、それでは一部の医療機関の経営が成り立たなくなる可能性も出てきてしまいます。そこで医療費の削減を実現しながら、さらに国民の健康を増進する保険制度のために、2つの医療改革を提言します。