ボブ・ディランと谷川俊太郎の共通点
1960年代半ば、アメリカでは若い世代の間で、フォークソング・ムーブメントの風が吹き荒れていた。
ベトナム戦争に対しての新しい反戦歌が次々に作られ、ジョーン・バエズ、バフィー・セントメリー、フィル・オクス、トム・パクストンなど、若いフォークシンガーたちが頭角をあらわしていた。
そんな中、ボブ・ディランの『Blowin' in the Wind(風に吹かれて)』は、時代を象徴する曲として圧倒的な支持される。
1963年5月に同曲をリリースしたディランは、同年8月にジョーン・バエズに誘われてワシントン大行進に参加し、特設ステージで『Only a Pawn in Their Game(しがない歩兵)』を歌った。