エレベーターに乗り込んで来る時の写真はキンパツ
山中で切断遺体を発見後、身元特定をしている段階で府警が発表した被害者は「身長135センチから145センチほどの、40代から50代の男性」で、実際に神岡さんも小柄だった。女性はこう続けた。
「彼氏の言い方としては、『ストーカー的な感じではなく本当に目的がわからないけど変だし気持ちが悪い、とにかく違和感がある』ということでした。だからその時期は私もよく『気をつけろよ』と言われました。
その『気色悪いやつ』は12月以降はパッタリ見かけなくなったのに、彼氏は1月9日にエレベーターで一緒になったみたいで。ただ、そのときはジロジロと見たりするようなこともなかったようです。それにしても、こんな事件になるなんて想像もしてなかった」
マンションの別の住民男性は、捜査員から被害者や、容疑者の金髪写真を見せられたという。
「たしか1月23日に初めて警察に話を聞かれました。『これくらいの人なんやけど知らんかな? 行方不明になっててな』と胸の下あたりで手をトントンって。その方は何度か見かけたので警察にもそう伝えました。背広を着た真面目そうな雰囲気で、出勤時間帯に何度か見た記憶がありましたから。
1月29日には刑事が2人『部屋の中を見せてほしい』と訪ねてきたので部屋にあげましたが、風呂場やトイレ、他にも流し台だとか、冷蔵庫の中も開けて見いてましたね。行方不明というのを以前に聞いていたので、刑事に『肉片とか血液でも探してるんですか?』と聞いてみましたが、完全に無視されました。
その日に容疑者の写真も見せられましたよ。エレベーターに乗り込んで来る時の写真だと思いますが、全身が写っていました。服装や顔は完全に男なんだけど、髪だけは金髪のロングヘアで肩とか胸のあたりまでありました。『見たことあるか?』と聞かれましたが、見たことはありませんでした」
不審な動きを繰り返していた『気色悪い男』と、真面目な国交省職員の間に何が起きたのか。府警の調べに注目が集まる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班