HYDEも怒り「来なくていいよそんなヤツ」

発端は、8月24日にZepp Fukuokaにて行われた、HYDEのライブを見に行ったという女性のポスト。その女性は知人の男性とともに参加したのだが、その男性がほかの女性客に痴漢扱いされたあげく、何度も暴行を受ける被害にあったという。

Zepp系列のライブハウス、Zepp Nagoya(写真AC)
Zepp系列のライブハウス、Zepp Nagoya(写真AC)
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そこで止めに入って男性を助けようとしたが、今度はこの投稿主も、その女性から足を踏まれたり、水をかけられるなどの嫌がらせを受けて、最終的にはライブを途中退場するまでになってしまったのだ。

この体験談がXにて拡散されると、ついにはHYDEのもとにまで届き、HYDEはこの女性の投稿を引用しながら、〈見るに耐えないので言いますけど本当迷惑! 来なくて良いよそんなヤツ。自分で何とかせずスタッフ呼んで下さいね!〉と声をあげた。

このHYDEのポストはインプレッションが4000万を超えるほどの大きな注目を集めることに。するとX上ではこれを受けて、ライブ中に受けた迷惑行為を告発するポストが多数投稿された。

一例を見ると、〈ライブ中に嫌な思いするの本当にしんどいよなーー私もあるある〉〈私も開演前からずっと独り言を言ってる人にライブ中ずっと背もたれを蹴られ続けるってことあった〉〈数年前にユニコーンのライブで酔っ払いに迷惑かけられて、ライブ全然楽しめなかったの思い出したな〉〈昔スタンディングのライブ中に意味不明な暴力的被害をされたことあったな…蹴られたり思いっきりドーン!って突き飛ばされたり見えない位置で下の方でジワジワ殴られたり〉といった体験談が寄せられている。

こうした投稿の中の一人、20代の女性・Aさんに話を聞くことができた。彼女はライブ中に負傷し、最後までライブを見られなかった経験があると話す。

「10代後半のころに、とあるV系バンドのライブを見るため、ライブハウスに行ったときのことです。ライブが終盤に差しかかっていたところで、前にいた男性のヒジか何かが目に当たって、激痛が走りました。目からは涙が止まらなくなり、あと少しでライブが終わるだろうからと耐えようと思ったのですが、やはり無理になって途中退場しました」