「尻に敷かれているような感じ」だったA
「暴行は川口被告に次ぐ、苛烈かつ多数回のもの」
「従属的ではなかったことからも、最も重い有期刑に相当する」
検察が当時17歳の少年に求めたのは、懲役30年の有期刑だった。
事件を巡り起訴されたのは、長谷さんの交際相手の八木原亜麻被告(当時20)とその友人の川村被告(当時20)、当時18歳の元アルバイトの川口侑斗被告、同じく当時18歳の元高校生・瀧澤海裕被告、そして当時17歳、16歳だった少年2名の計6名。
これまでの裁判では川村被告には懲役30年、瀧澤被告には懲役20年、16歳の少年Dには懲役9年以上13年以下の不定期刑がそれぞれ下されている。社会部記者が解説する。
「強盗致死罪は原則、死刑か無期拘禁刑と定められている極めて重い罪だが、酌量減軽などが適用されれば有期刑となることもある。3人はいずれも主導的な立場ではなく、死への寄与が限定的であるとして有期刑の判決となった。瀧澤被告と少年Dについては検察側、弁護側ともに控訴せず刑が確定したが、川村被告と検察側の双方が7月9日に判決を不服として控訴した」
こうした状況の中で始まった川口被告と当時17歳の少年Aの裁判。
「これまでの裁判で示された証拠や証言から、暴行を始め、率先して行ったのが“主犯格”の川口被告、川口被告に次いで積極的に長谷さんに暴行を加えたのが17歳少年と見られてきた。二人とも起訴事実を認めていることから、裁判の争点はやはり量刑となった」(同前)
少年Aは中学卒業後、高校に進学したが1年の時に中退。事件当時は江別市内のコンビニでアルバイトしており、川村被告とは交際関係にあったという。事件当時に集英社オンラインの取材に応じた知人は、少年A、川村被告、八木原被告の3人の関係についてこう語っていた。
「3人とも同じコンビニでバイトしていましたよ。もともとはA君が一番長く働いていて、その後、川村さん、続いて八木原さんが働き出したと聞いています。八木原さんは事件当時、働き出してまだ2~3か月だったと思います。
川村さんが一番明るくてよくしゃべるタイプだったからかもしれないけど、3人の中で主導権を握ってるのは川村さんに見えました。A君も尻に敷かれているような感じでしたしね」













