メニュー改定の理由は? 広報部に直撃
しかし今回、そのメニュー削減についての不満が、こうしてバズることになってしまった。ネット上でも久しぶりに話題となったサイゼリヤで、メニューの少なさにびっくりしたという声が多い。
〈久しぶりにサイゼ来たけどなんかメニュー減ってね??? 気の所為???〉
〈久しぶりにサイゼ行ったらメニュー減りまくっててマジ狂い〉
〈サイゼのメニュー表、減った商品分を背景とイラストで誤魔化してて、何も書くことがないときのパワポみたい〉
そこで実際にサイゼリヤに足を運んでみたが、実はなんと、当該のポストでなくなったと指摘されていたフランスパン(ミニフィセル、ガーリックトースト)は存在した。
実はサイゼリヤは、地域によって微妙にメニューが違い、フランスパンがないのは北海道、埼玉(一部)、東京(一部)、千葉(一部)だけとなっている。
とはいえ、全体のメニュー数については全国で大きな差はなく、おおむね100品程度。今年10月16日にもメニュー改定を行い、人気商品「カリッとポテト」を販売終了、代わりに「ポテトのグリル」の販売を開始した。
ただこの「カリッとポテト」も地域によって扱いが異なり、愛知以西のエリア限定では販売を続けている。
メニューの改正やその理由、品数の推移についてサイゼリヤの広報に問い合わせると、以下の回答があった。
「メニューの改廃等については総合的観点から検討をしております。もしも、新規メニュー等の情報がございましたらプレスリリース等でお伝えする予定です。また、メニュー数に関しては100品前後からは大きくは変わっておりません」
SNS上では今回のサイゼリヤへの不満ポストがバズったことを受けて、それに反論する声も相次いでいる。
〈それでもサイゼは他の店よりもずっと頑張ってる〉
〈メニューの充実を求めるならサイゼリヤのターゲット層から外れてるから他のファミレス行けばいいんじゃないかな〉
〈サイゼにはなんの不満もないな。粉チーズが有料になってしまったのは残念だけど。コロナ災禍でいろいろ工夫して頑張ってくれてたし、客としては好印象しかない〉
〈サイゼリヤ様は従業員のことを考えてメニュー数を減らしてくれている優良企業です〉
サイゼリヤの値上げしない方針はどこまで貫き通せるのだろうか。いけるところまで頑張ってほしいが……。
取材・文・撮影/集英社オンライン編集部