転機は『孤狼の血』への出演

転機が訪れたのは2018年。この年公開された映画『孤狼の血』で白石和彌監督に演技を認められたMEGUMIは、同じく白石作品『ひとよ』で主要キャストに抜擢され、2019年度、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞したのだ。これをきっかけに次々とドラマ出演のオファーが舞い込む。

その後の数年間で『伝説のお母さん』(NHK) 、『SUITS/スーツ2』(フジテレビ)、『極道主夫道』(日本テレビ)、『浦安鉄筋家族』(テレビ東京)、『おいハンサム!!』(フジテレビ)など多数の話題作に出演。いずれもその怪演、名バイプレイヤーぶりで視聴者を抱腹絶倒とさせたのだ。

こうして再ブレイクを果たしたMEGUMIだったが大事件が勃発する。2023年10月、また夫・降谷の不倫が「週刊文春」(2023年10月5日号)で大きく報じられたのだ。

「不倫相手のAさんは降谷の大ファンの10歳以上年下の女性で、その関係は数年前から続いていたのです。そのことを知ったMEGUMIはショックからその日のうちに家を出て別居したようです。

その後は離婚協議を進めていましたが、降谷はAさんを自宅に招き入れたり、慰謝料を出し渋ったりといった報道もあり、協議は難航したようです。

一方MEGUMIは週刊文春の直撃に『時が来たら私の口でちゃんと話しますから』と答えるなど、筋を通す姿勢や“ふっきれぶり”に共感が高まった」(前同)

そんな紆余曲折はあったものの、現在では無事離婚が成立、MEGUMIは以前にも増して活躍を続けている。離婚前後にはドラマだけでも『東京タワー』(テレビ朝日)、『錦糸町パラダイス』(テレビ東京)、『おいハンサム!!2』(フジテレビ)に出演。

今年5月には第77回カンヌ国際映画祭で日本映画・⽂化を世界に発信するイベント「JAPAN NIGHT」をプロデュースし、日本だけでなく海外を舞台としたプロデュース活動に力を入れていくという。

転んでもタダでは起きない。そんなたくましきMEGUMIの今後のさらなる活躍を期待したい。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班