自分の写真フォルダーを2000円で売っているような感覚
──そう考えるとただの“好き”だけではなく、“好き”よりもさらに一個突き抜けた感情がないと写真集は売れないのかもしれません。そうした中で、アンゴラ村長さんの写真集は爆売れでした。
本当にもう青天の霹靂です! 親とか親族とか友だち、それにXでよく「いいね」してくれている人とかを数えた結果、100冊も売れないんじゃないかと思っていたので……。私の写真ってSNSでも見れるじゃないですか。だから理由がよく自分でもわかってないです。なんで2000円(写真集の値段)も出してくださったのかって(笑)。
──この売り上げによって、熱心なファンがそれだけ多くいると判明したのではないでしょうか。
そうですね、そしたらお笑いライブにも来てくれたらいいんですけど、そこにはあまり繋がっていなくて……(笑)。
──改めて今回、ビジュアルの強さが話題になりましたが、先日、「小顔矯正サロン」に行ってきたとか。やはりこれから美容に力を入れていきたいですか?
美容はやっていて損なことはないなと(笑)。今回は本当に思っていた以上の、致死量の「かわいい」を浴びさせてもらうことができたので。自分では写真集を見ても普段の自分にしか見えないので、自分の写真フォルダを2000円で売っているような感覚なんです。でも、自分が気がついていないだけで、強みがあるのかなと思ったりなんかもしました。
──その強みを強化すれば、ファンはさらに喜んでくれると思います!
うーん、でもまあ調子に乗りすぎず(笑)。例えば私がアイドルだったらこうはなっていないなということはもちろんわかっていますし、芸人だったし、30歳だし、いろいろと初めてだったし、7年前のなわとびのネタから知ってくれていたり、そういうのを含めての売上だと思っています。調子に乗らず、謙虚な感じでいきたいですね!
取材・文/集英社オンライン編集部
スタイリスト/石川美久 ヘアメイク/鈴木かれん