ナンパ師の“即!”でSNSにさらされるケースも
以前、ナンパについていった女子大生にレンタルしてもらったことがある。その子はナンパについていき、そのままホテルに行ったそうだ。すると、着替え途中の後ろ姿を隠し撮りされていて、「エロいJD即! どエロかったw」といった文面とともに、ナンパ師垢にその画像をさらされてしまったと言う。
そして運の悪いことにそのアカウントを同級生が見ていて、多くの友人にその隠し撮りの画像がシェアされたそうだ。彼女は、ナンパについていきセックスした軽い女だと認識され、心に大きな傷を負ってしまっていた。
私はただただ彼女の悲しみや後悔を受け止めることしかできなかったが、同じように傷つく少女をこれ以上増やしたくないなとも思った。
しっかり「NO」と言える女性や、経験値のある女性は短時間で口説きにくい。対して、若くまだ経験値の少ない若い女性は優柔不断で口説きやすい。もっと言えば”言いくるめやすい”。
人並みに女性経験のある男性からすると「わざわざそんなリスクのあることしなくても……」と眉をひそめるだろう。
知り合いのモテ男に、この問題を話してみると、さらっと「20歳そこらの子なんて話は合わないわ、身体の手入れも微妙だし、テクもないのにな。そんなのお守りじゃん」と返された。
「お守り」という表現はあながち間違っていないと思う。若い少女はただチヤホヤすればよいのだから、人間として接さなくても好かれるからだ。深い話や対等な会話を望む男性からすれば、そう見えるのも当然のことだろう。
いろいろ書いたがナンパを全否定しているわけではない。相手が未成年でなければ、個々人勝手にすればいいことであり、私がとやかく言える立場にない。ただ、未成年についていくことで、生じるかもしれないリスクを1度考えてみてほしい。
若い女子を、「利用してやろう」と思っていたつもりが、いつの間にか「利用されている」側になっていることもあるのだから。今回の「美人局」事件はそんなことを考えさせられた。
文/よもぎちゃん