「ピアノが使えなくなる21時まで演奏は続いてました」 

炎上した迷惑行為があったのは3月10日の夜のこと。乃木坂46の「12 th YEAR BIRTHDAY LIVE」がさいたまスーパーアリーナで開催され、ファンの興奮も冷めやらぬ状態だったのだろう。

最寄駅であるJRさいたま新都心駅に設置されたストリートピアノで乃木坂46の曲が披露されると、ファンがしだいに集まり、コールまで発生した。 現場を目撃したファンの1人はこう語る。

「ピアノが弾けるあるファンが、この日、ストリートピアノで演奏することを事前にSNSで宣言していたんです。だからファンがそこに集まることは必然だったともいえますね。ピアノが使えなくなる21時まで演奏は続いてました。

改札前で立ち止まって聴く人が増えてしまったときには、さすがに駅員さんも『立ち止まらないで』と呼びかけてましたね。多いときには200人くらい集まっていたと思います。コールも『オー!ハイ!』とか『超絶かわいい〇〇!』ってライブのときのように叫んでて、同じ坂道ファンとしては恥ずかしいですよ」

ライブ後、炎上した現場
ライブ後、炎上した現場
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これまでも坂道グループのファンによる迷惑行為はたびたび話題になってきた。

過去に代々木第一体育館で開催された「GirlsAward 2016AUTUMN/WINTER」では乃木坂46と欅坂46がライブステージに出演し、一部のファンが周りへの迷惑をかえりみず盛り上がり過ぎたため、来場者の中には不満を漏らす者が多数いた。

「このようなランウェイとライブが行われるイベントでは、アリーナがスタンディングエリアになることが多いのですが、ファンが団体で荷物などを床に置いて大きくスペースを取ったり、ライブが始まると場所取りしていた人数以上のファンが無理やり入ってきたり、ライブ中にはファン同士が密集して体をぶつけあう“モッシュ”状態になってしまったんです。

アリーナにはファッションショーを見に来た女性客も多かったので、巻き込まれた女性たちからはかなり不評でした。なかには体を強くぶつけられて泣き出してしまう女性もいたほどです。SNSなどでは『ファンの民度が低い』となじられていました」(芸能誌ライター)