さらに、せきぐちはCrypto Zinjaを通じてもう1つチャレンジしていることがある。それが「DAO」による組織運営だ。
DAOはDecentralized Autonomous Organizationの略称で、日本語では「分散型自律組織」と呼ばれている。ブロックチェーンを活用した新たな組織運営の形として注目を集めているが、実際に機能している例はまだ少ない。
具体的にDAOで組織を運営するとどのようなメリットがあるのか。せきぐちは、こう説明する。
「ブロックチェーンを用いることで、個々人に対する収益の分配は事前に決めた比率に従って自動で行えます。また事前に分配率を決めておくことで、後々揉めるリスクもほぼないでしょう」
せきぐちの場合、Crypto Zinjaのロイヤリティは自身とXRクリエイター、ブロックチェーンエンジニアの3者で予め決めた比率に従って分けている。今後新たに立ち上げるプロジェクトについては、海外向けの広報担当者を交えることも検討しているそうだ。