「外で『ヤル』のだけは勘弁してほしい」

過去に何度か「男娼」と遊んだことがあるという40代の男性は、最近の様子についてこう語る。

「今年の9月から警察の取り締まりが厳しくなって、今ではひと晩にいても2、3人ほど。ほぼ壊滅状態って感じですね。それでも美形の子を見かけることもあるし、なかには人気モデルに似た容姿の子もいました。最近では遊ぶこともなくなりましたが、目が合うとウインクしてきたり、『アッソビー?(遊ばない?)』なんて聞いてくるので、ついつい足が向かいそうになります(笑)」

男娼たちは寒い時期であっても、ミニスカートなどの体のラインが出やすい服を着用して、胸元を大きく露出しているのが特徴のひとつ。交渉がまとまると、それぞれが契約したのであろうアパートの一室に連れていかれて、そこでサービスを受けるという。

「これが『ヤリ部屋』と呼ばれる場所ですね。なかには全室がそういう目的のために貸しだされているマンションもある。とはいえ、部屋をレンタルするごとに『使用料』が発生するみたいで、部屋を使いたがらない子(男娼)も多い。そのため、リップサービスなどは路上で済ませてしまうことも多く、近くの駐車場やアパートの踊り場で行為に及ぶことも珍しくありません」(同)

男娼が客を連れ込んでいたマンション(撮影/集英社オンライン)
男娼が客を連れ込んでいたマンション(撮影/集英社オンライン)

そんな「男娼」たちを近隣住民はどう見ていたのか? 若葉町のとなり町に住む20代の男性はこう怒りをあらわにする。

「そりゃ最悪ですよ。かれこれ末吉町には7、8年ほど住んでますけど、引っ越してきた当初はまさか『男の立ちんぼ』がいるなんて思いませんでした。彼らの近くを通ろうとすると、強引に腕を引っ張られることは日常茶飯事だし、過去には、腰まで手を回されて『オニーサン、アソボ?』なんて耳元でささやかれたこともあります」

また、近隣のマンションに住む30代の男性は、過去に見た光景がトラウマに残っているという。

「いま住んでいるマンションのとなりには大きな駐車場があるのですが、自室のベランダから見下ろせるので、何度かそこで”行為”に至ってる光景を見てしまって…。車の影にかくれてオジサンの下半身を舐めていたり、一番ヤバいときは、駐車場の隅っこで、後ろからシテました。まあ、ここら辺はそういう人が多いからと割り切ってはいるし、立ちんぼに腕を引かれるとかは大丈夫なんですけど、外で『ヤル』のだけは勘弁してほしいですよね」