渋谷のハプニングバー摘発。現場に居合わせた常連女性の消えない「ハプバロス」

乱交パーティの女性のギャラは3~8万円

昨年11月と今年6月に警視庁に売春防止法違反で逮捕された沢村被告。社会部記者は言う。

「昨年11月での摘発は5人の仲間とともに、約10年間にわたり乱交パーティーを主催して20代~50代の女性を男性に斡旋した売春防止法違反でした。当時は1回のパーティで20人から多い時で50〜60人の男性を集客し、月に10回から15回という高頻度で民泊やビジネスホテルなどを会場にして、10年間で6億5000万円を荒稼ぎした。2回目の逮捕では公判中だったにも関わらず、パーティ形式ではなく男性1人に対し月額を得て女性を斡旋しており、再度の売春防止法違反による逮捕でした」(社会部記者)

今日行われた公判は、1件目の摘発による追起訴であったため、結局は同じ事件として取り扱わられ、2件まとめての公判の結果が出たという。裁判を傍聴した社会部記者は言う。

「ものの10分ほどで終わりました。前回の後半で検察は3年6ヶ月の実刑を求刑してましたが、本人の反省の色などを見ての判断で2年10ヶ月の判決が下されていました。沢村本人はグレーのスウェットの上下にマスクをしており、ほぼ無表情。判決を言い渡されても顔色は変わりませんでした。言葉もなく、何を考えてるのか、という感じでした」

そもそも沢村は、どんな手口で男性に女性を斡旋していたのか。「集英社オンライン」は6月、2度目の沢村逮捕の際に警察に取り調べも受けたA子さんに話を聞いている。

A子さんは去年11月に沢村被告とともに逮捕された“ジョニー”と呼ばれていた男からSNS上で「よければウチのパーティーに遊びに来ませんか」と誘いを受けたのがきっかけでパーティに参加するようになったという。

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取材に応じるA子さん
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「“遊びに来ないか”は“パーティーでお小遣い稼ぎしに来ないか”という意味でした。私はそのとき、旅行関係の専門学校を辞めた後で、風俗で働いたり同人AVにも出ていました。コロナで海外研修がなくなって目標を失い、ヤケになっていたころです。だからジョニーさんからの誘いも、風俗店で働くのと同じ感覚でやってみようかと思ってしまったんです」

A子さんはそこから月に多いときは3、4回ほどパーティに参加し、1回につき5、6時間の拘束で3~8万円を沢村被告から手渡しでもらっていた。金額に幅があるのにはこんなわけがあった。