沖縄でタイ人女性との出会いが急増中

コロナ禍前は、中国人の観光客が大挙して日本に押し寄せていた。

しかし、日中関係の悪化からビザ問題が複雑化し、日本に訪れる中国人観光客は激減した。つまり、沖縄に来る中国人も激減した(コロナ禍前は、ビザなしで中国を訪問できたが、2023年9月現在は複雑な手続きを経てビザをとらないと訪中できない。逆もしかりである)。

取って代わるように増えたのが、タイ人の観光客である。国際通りを歩くと、タイ人観光客がかなり増えていることがわかる。ひと昔前の中国人ほどではないが、結構な買い物をしている。ここ数年、タイの経済は発展してきたが、こんなにお金持ちが増えるものだろうか。彼らと接する機会の多い人なら、何か知っているだろう。国際通りで土産屋を営んでいるFさんに、話を聞いてみた。

「タイで大麻が解禁【6】されたことが、影響しているようですよ。日本人を含めたかなりの観光客が大麻目的でタイに訪れていて、それで財を成したタイ人が多いらしいです。だから沖縄でも、たくさんお金を使えるのでしょう」

ラブホテル文化がきわめて進んでいる沖縄県でタイ人女性との出会いが急増中の理由_4
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遠い国の政策が、ここ沖縄まで影響しているらしい。それに伴い、タイ人女性との出会いの機会も増えているという。再び、Fさんの話である。

「最近、マッチングアプリを使うと、やたらとタイ人とマッチするんです。言葉が通じないから会ったりはしていませんでしたが、せっかくだからと思って最近、ちょっとやりとりをしてみたんです」

こういった話は北谷町に住む友人からも聞いていたが、Fさんの口からも聞けるとは、意外である。心なしか、話ぶりに脂が乗ってきた。

「何通か、英語でのメッセージのやり取りのあとに、ホテルに迎えにきてほしいと言われました。行くと中に入ってきてくれと言うものですから、すぐに察しましたね。最終的にショートで2万円ということになりました」

Fさんはなおも続ける。

「事が済んでも、愛着のある人でしたね。飲みに連れていってくれというので、近くの居酒屋に行ったら、さらに意気投合しました。2日後にも彼女のホテルに行きましたよ。今度はリラックスして遊ぶことができました。2回目はお金の代わりに買い物に付き合ってほしいとのことでした。前回より若干高くつきましたが、楽しかったので満足できましたよ」