韓国の10ウォンパンをアレンジ

東京・渋谷や新大久保、大阪の道頓堀、沖縄などで話題になっている10円パン。昨年末からZ世代からの発信を中心にSNSでも多く見かけるようになった。
そもそも、なぜ10円玉の形になっているのだろうか?

10円パンの元祖は韓国の慶州で人気のグルメ「10ウォンパン」が観光客を中心にブームになったことだそうだ。10ウォンにそっくりなデザインが話題となったことで、日本ではそれを10円硬貨にアレンジして「10円パン」として売り出したところ、人気に火がついたようだ。現在は、愛知県、宮城県などでも販売されている。

記者が向かったのは新大久保駅前の店舗。お昼どきだったということもあり、列はなく、できあがりを待っているのは記者と外国人旅行者と思われる女性2人組だけだった。

この日は9月末だったが残暑が厳しく、最高気温33℃。
まだまだ暑いし、パンっていう気分じゃないのかもと思いながら、待つことに。
お店によっては、さまざまなフレーパーがあるようだが、この店舗では「大王チーズ 10円パン」のみで、1つ500円(税込)だ。

そう、10円パンは10円では買えないのだ。
購入方法は、食券を買い、スタッフに渡すしくみになっている。

10円パンだけど10円で買えない…なぜか人気の10円そっくりのパンを実食。味とボリュームの満足度はいかに?_1
大きな看板が目印
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スタッフが作る様子を見ていると、まずは10円玉の型に生地を流し込み、その上に分厚いチーズをドーンと乗せて、次々と手際よく焼いている。
待つこと3分ちょっと。ワンハンドで持てるように工夫されたパッケージに包まれて10円パンを無事にゲット!

10円パンだけど10円で買えない…なぜか人気の10円そっくりのパンを実食。味とボリュームの満足度はいかに?_2
アツアツでボリューム満点の10円パン
10円パンだけど10円で買えない…なぜか人気の10円そっくりのパンを実食。味とボリュームの満足度はいかに?_3
10円玉と比較してみると、かなりインパクトのある大きさだ

本当に10円硬貨そっくり! 大きさは手のひらほどあってかなりボリューミー。
できたてのため、片手で持つのも大変なくらいアツアツ! なんとかワンハンドで、写真を撮ってみた。
生地の甘い匂いにつられて、すぐに食べたくなるが、いわゆる映えを狙ったSNSでよく見るチーズが伸びている写真を撮ろうと思い、場所を移動することに。

10円パンだけど10円で買えない…なぜか人気の10円そっくりのパンを実食。味とボリュームの満足度はいかに?_4
記者が挑戦したい写真はコレ!