日本最古の鉄筋コンクリート高層アパートの「余命」はあと数年

明治から昭和にかけ、海底炭坑の島として栄えた「軍艦島」は1974年の閉山後に無人島となった。当時の坑夫や家族が住んだ痕跡はそのまま残されており、日本最古の鉄筋コンクリート高層アパート「30号棟」もある。しかし、このアパートは崩落が進んでおり、専門家の予測によれば、階全体崩落までの「余命」はあと数年とも言われている。

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坑内のトロッコ人車に乗り作業現場へ向かう作業員たち
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閉山後は立ち入りが禁止されており、現在は軍艦島への上陸は、数社が運営するいずれかの船でのツアーに参加する必要がある。

目指すは長崎市沖合の小さな島。ツアーを事前予約し、いざ出航できても、当日の天候や波の高さにより、上陸できるかどうかはわからない。波が高くて接岸が危険と判断されたら周囲を船で回るだけ、もっと海上が荒れれば、欠航になることもある。

果たして当日、上陸できるのだろうか。しかも、あるネット情報だと「船酔い必至」。そして島には屋根もトイレもないらしい……。だが、さまざまな私の心配は杞憂に終わり、有難くも凪の日に上陸できた。現地レポートの前に、まずは軍艦島の歴史を紹介しておこう。