キャンセルするのはツアーでくる人、金持ちは気にしてない

ただし、中国本土の人たち、特に富裕層の多くは今回のニュースをほとんど気にしていないとの声も。中華フードコートの従業員の中国人女性(50代)がこう言う。

「先日、驚いたことがありまして...。まだ日本にきて数ヶ月のお客さんが来たんですけど、『海老餃子』を注文しようとして、途中で『やっぱりこれ、海鮮入ってるからやめます』と言ってきたんです。それを見て『やっぱり一部の人は過敏になってるのかな?』と思いました。ただ、訪日旅行のキャンセルのニュースも見かけますけど、あれはツアーで日本にくる人でしょう。本土でも階層の高いお金持ちで、いろいろな海外に行ってる人はまったく気にしていませんから」

食の安全をアピールする岸田首相(Facebookより)
食の安全をアピールする岸田首相(Facebookより)
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岸田総理は8月29日の自民党役員会で、中国政府に対し、輸入停止の即時撤廃を求めるとともに、「専門家同士でしっかりと議論するよう強く働きかけを続ける」との考えを示したが、しばらく事態は収まりそうにないようだ。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班