常に1匹狼。生き方が誰かの支えになればいい

――人生のステージごとに使命感を持って仕事をされてきたと思うんですけど、これからの40代で、ロリータモデルとしてのお仕事でやるべきことは何だと考えていますか?

私、あまり目標は立てないようにしているんですよね。何歳までに何をやり遂げるって決めたら、できなかったときに落ち込んじゃうし、コロナとか世の中の流れでできないこともあるので。私としては、具体的な目標は立てずに、ロリータファッションを普及するという活動を中心に、できる限りモデルの仕事を続けていきたいなと思っています。

とはいえ40代は、顔の変化が怖いなっていうところはありますけど(笑)。どこまでロリータが似合えるかっていうところにも挑戦して、限界を超えていきたいです。

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――この先、後継者を育てたり、仲間を作ったりすることは考えていますか?

私、常に1匹狼みたいな感じなので(笑)。私に憧れる人もいないと思いますし、私の生き方がすごくよかったというわけでもないので、後に続いてほしいという気持ちはまったくなくて。自分の生き方を貫いていきたいっていう、それだけです。その結果、共感してもらえたり、誰かの心の支えになれたら、私はそれでいいですね。

好きを見つけるために「私なんて」を捨てる

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――自分から年齢や私生活を理由に、好きを貫いたり、好きなファッションを封じてしまっている人もいると思います。そういう人が「好き」という武器を見つけるには、何が必要だと思いますか?

まずは、自分がママだからとか、何歳だからっていう考え方をやめるべきだと思います。私なんてロリータは似合わないとか、この歳でアニメを見るなんてとか、いろんな理由で好きを貫けないことがありますけど、そういう意識とか同調圧力を捨てて、自分の好きを見つけられる環境や時間を作って、挑戦してみることが大事だと思います。